Xbox Game Passで遊んで欲しいゲーム選(1)

 

A Plague Tale: Innocence

黒死病がはびこる中世のフランスで大量の殺人ネズミと異端審問官から逃げるアクションゲーム。弟ユーゴのウザさとお姉ちゃん(プレイヤー)のアミシアの可愛さが丁度釣り合っている。松明や篝火などの明かりが無いところに行くとネズミが群がってきて即死するが、敵もまたそれで倒すことができるという、三すくみになっている。基本はステルスゲーで、パズル的な脳トレ要素も少なくない。ラスボスの攻撃の仕方が爆笑ものなので、ネズミの姿や鳴き声が無理でなければ、是非クリアを目指して欲しい。来年続編が出ることも決定したので、やるならいつ?そう、今だよ。

 


Alien: Isolation

言わずと知れたあのエイリアンからとにかく逃げるゲーム。エイリアンはAI学習するので同じような方法では段々逃げられなくなる、はずなのだが、火炎放射器で燃やすと逃げるので、そこまで怖くはない(ただし基本的には即死)。それよりも宇宙船内で勤務している全身白スキンのアンドロイドの方が100倍ぐらい怖い(筆者は道化恐怖症なので顔の白いものに弱い)。ストーリーは実際の映画『エイリアン』と『エイリアン2』の間の物語なので、エイリアンシリーズへの解釈度によって面白さが変わってくる(当社比)。ゲームとしては比較的難しい部類なのではないかと思う。あと、人によってはめちゃくちゃ画面酔いするらしい。

 

Anthem

2019年のマイベストゲーム。日本語のインターネットで検索すると、本作への悪口が散見されるが、そういった人々が普段どんな面白いゲームをやっているのか是非教えて欲しい(中指を立てながら笑顔で言う皮肉)。オープンワールドを自由に飛行できる斬新さと爽快感は他に類を見ない。筆者はストーム使いだったので、地面に足がついているより、浮いていることの方が多かった。4種のジャベリン(飛んだり撃ったりできる愉快なパワードスーツ)を自由にカスタマイズするのだが、スキルに分かりやすく強弱があるので、ビルド偏りがち。色々あって本格的にゲームを作り直す話も出ていたが、色々あって結局全部無かったことになった。そういった騒動ばかりに目が行きがちな世の中になってしまったが、本作の面白さは、なんら変わりはない。おそらくもうアップデートすることが無いので、逆に言うと遊び終わることができる。是非飛んだり撃ったりする楽しさを味わって欲しい。

 

BIOHAZARD7

2019年のセカンドマイベストゲーム。お世辞にも面白いとは言えなかった6の続編とは思えない傑作で、アシュリーぐらい可愛いヒロインが居たら、4越えもあり得た。脅かしだけだは無い、不快感や緊張感を演出するのが非常に巧みだった。所々に過去作のオマージュもあり、往年のファンにも配慮がある。筆者は初プレイ時、あまりの怖さに音声を英語から日本語に変更するほどだった(襲ってくるのが知ってる声優さんの声だと逆に怖さが和らぐため)(それはそれで声優さんに対してどうなんだという意見もある)。最新作ヴィレッジ(8)の前編でもあるので、まず7をやって欲しい気持ちでいっぱいである。

 

Call of the Sea

失踪した夫を妻(プレイヤー)が捜索する謎解きゲーム。盛りだくさんの謎がある島を探索するのだが、既に先行して島を探索した人たちの日記や足跡から推理するが面白く、ギリギリ解けるか解けないかの難易度設定が絶妙だった。取り逃した実績もチャプターセレクト(普通この手のゲームにはない)のおかげで苦痛を味合わずに済んだので印象も良い。ネタバレになってしまうとあれなのだが、タイトルがcall ofということで、アレ要素がある。スナック感覚で遊べるので、謎解きが苦手でなければ遊んで欲しい。

 

Children of Morta

ベルクソン(発音によってはバーガソンにも聞こえます)一家7人がプレイアブルキャラで、自動生成のダンジョンに潜りボスを倒す見下ろし2Dアクションゲーム。Dead Cellsに近いゲーム性だが、そこまで厳しくなく、RPG要素があるのでいつかはクリアすることが可能。温かい雰囲気とは裏腹にダンジョン内では結構残酷なイベントが起こるのでヒヤリハットさせられることも少なくない。普通に面白い作品なのに、あまりやっている人を見かけないのが不思議(日本語化されていないからか)(※Switch/PS4ローカライズされているそうです)。

 

Cities: Skylines - Xbox One Edition

街づくりシムの金字塔の1つ。多分20時間ぐらいはやったと思うが、普段からやっている人からしたら、やっているに入らないと思う。それほどに規模というか、考えさせられることやできることが多い。発電と上下水道の整備に始まり、道路を敷き、工場と住宅地、その間に食事処や買い物処、公園などを建てていく。街が大きくなると渋滞が激しくなるので、バス路線や電車を走らせることになる。自分が造った街の中を電車が走る光景は、鉄っちゃんではない筆者も謎の感動があった。ゴミ収集と死体処理(比喩ではない)を考えるのが何気に難しく、彼方立てれば此方が立たぬが頻発する。そのため問題を解決した後の爽快感は、実際の政治家を超えかねない。信号を建てたり一通にしたり専用道路を作ったりと、街づくりは道路づくりから始まることを痛感させられるので、この世に完璧な街など存在しないぐらいの気持ちが無いと終わりが無い気がする。気づくと2、3時間過ぎていることがざらだったので、怖くなってやめた。時間を捨てたい人にはうってつけ。

 

Day of the Tentacle Remastered

20年ほど前に出た作品のリマスター版。例によって英語かドイツ語しかないので、素直に攻略を見ながらやった方が良い。未来の地球が紫の触手に支配されてしまったので、過去、現在、未来3つの時空で協力し合って悪い触手を倒す、パズルアドベンチャーゲーム。コンテストの参加者の足元にゲロのオモチャ(FAKE BARFというアメリカのジョークグッズ)を置いて失格に追いやったり、過去でワシントン(実際のジョージワシントンです)に桜の木を切らせて未来におけるその木の存在を消滅させたり、車のトランクを無理やり開けようとしている人に鍵をあげてお礼にバールを貰ったりと、発想がかなりとびぬけているので、謎を解かなくても面白かった。移動が遅いのでちょっとイラつくが、ハムスターが可愛いので落ち着く。


Destroy All Humans!

エイリアンとして1950年代のアメリカを侵略するゲームのリメイク作。市長に変身して聴衆を扇動するパートが非常に面白かった。もっと無双できるかと思っていたが、意外とアメリカ軍が強い。UFOで街を破壊するパートも、意外と街が小さいのでDestroyし甲斐がそんなに無かった(一定の楽しさはちゃんとあります)。アナルにプラグを突っ込んで殺す銃があるので使ってみて欲しい。

 

Forager

実績を全て取らないのであれば非常に面白いサバイバルサクション作品。雷の杖を手に入れると別ゲーと化し、さらにやりやすくなるので止め時を見失ってしまうほど中毒性が高い。かまどを稼働させてから、木を切ってる間に魚釣り罠を仕掛けておき、石を砕き、モンスターを倒し、新しいかまどを作り…と、同時進行でいくつものことができるので、効率を重視する人生を送っている人ほど狂気に落ちやすいので、個人的には非常に相性が良かった。その一方で、できることをやり尽くそうとするとえげつないことになるので多少の覚悟と諦めは必要。普通にやる分にはとても面白いので安心してください。

 

Grounded - ゲーム プレビュー

一年ほど前に書いた頃より、いくつかの要素が追加されているのに、まだ完成版ではなく力を残していることに驚きを隠せない。虫が苦手でなければ是非やって欲しい裏庭オープンワールドの決定版。虫が無理な人は絶対無理です、諦めましょう。他にも面白いゲームは沢山あります。

 

Maneater

サメとなりて真の海洋エーペックスプレデターを目指すアクションRPG。陸の上を飛び跳ねながら人を喰うことができるのは本作だけなのではないだろうか。他にも亀やサバやアザラシをとにかく喰う。襲ってくるワニや他のやつもとにかく喰う。喰って得たエネルギーで成長して強いサメになりましょう。ソナーで収集物も見つけやすく、泳ぎも速くなっていくので遊びやすく気持ちの良い作品。やや物足りなさもあるので、人喰って爆笑して満足するぐらいが丁度良いのではないだろうか。

 

Monster Sanctuary

モンスターを倒して卵を得、ふ化したモンスターを育てながら、モンスターサンクチュアリの危機を救うRPG。モンスターの数は101種いて、それぞれのアクティブスキルとパッシブスキルがかみ合った時の全能感は最高。筆者はこの手のゲームでは攻撃のことしか考えてこなかったので、バフ、デバフの面白さを教えてくれた親的存在。モンスターのビルドや組み合わせが重要で、レベルアップもサクサクなので作業感も少ない。謎解きもそこまで難しくなく、何より各モンスターが非常に可愛いので、ポケモンと間違って買ってきても、1時間もすれば子の溜飲も下がるのではないだろうか。(※ここだけの話だが、オンライン対戦の上位の人が使っているモンスターがえげつない程強い)。

 

Moonlighter

夜にダンジョンに潜って得たアイテムを、昼間にお店で売って生計を立てるタイプのムーンライターアクションアドベンチャー。需要と供給から売価の適正ラインを見定めてたり、万引きを捕まえたり、得た収入で武具を作りダンジョンを攻略して、さらに高価なアイテムを求めていく。せこせこ優しいダンジョンで稼ぐより、ちょっと無理して難しいダンジョンに行った方が結果的に多く稼げたりする。全ボスのトドメを箒で刺す実績と、各ボスをノーダメージで倒す実績がるのだが、前者は1回のプレイで、後者は1回でもやればいいので、先にノーダメージで倒してからロードして箒で倒した方が良い。そうしないと筆者のような苦痛を味わうことになる(いづれにせよ1周目は普通にやって良い)。2周目以降は適正価格がインフレを起こしてジンバブエや昔のドイツみたいになって逆に面白いので一見して欲しい。

 

No Man's Sky

恐らく5年前に発売されたころとは同じ作品とは思えないほどに絶え間なくアップデートを繰り返して成長し続けているスーパーギャラクシーアドベンチャーの究極系。理論上1800京個ある(誤字ではない)惑星を宇宙船で訪れて、鉱石や植物などを回収して、お気に入りの星が見つかるとそこに基地を建てるゲーム(筆者の解釈)。ほぼ、異星人との交流や何者かとの通信、そしてプレイヤーのモノローグによってストーリーラインが語られるので、やや難解(というか筆者は何も理解していないに等しい)。そうでありながら、100時間以上は普通に遊べ、お金を稼ぐ方法が沢山あるので、プレイヤーの数だけ本作に対するイメージや評価は異なるのではないだろうか。言葉では形容しがたい奇妙で時より可愛い動物、ジュラ期の想像で描かれたみたいなドでかい植物、地球よりもはるかに広い惑星に着陸して歩く感覚、見たり想像するしかなかったSFの世界を最も体感できる作品は、本作を置いて他にはないのではないだろうか。

 

 

OCTOPATH TRAVELER

見間違いではありません、そのオクトパストラベラーです。端的に申し上げて、日本のRPGが嫌いなのだが、本作はそのネガティブイメージを跳ね除けてくれるほど面白かった。8人のプレイアブルキャラがいるが、誰から始めるかも自由、どのタイミングで仲間を増やすかも自由、どのキャラのストーリーから進めるかも自由で、オープンワールド作品のような印象を受けた。各キャラが集合していなくてもストーリーを進めることが可能なゲーム性の為、会話の当事者が少なく、不要な揉め事なくサクサク話が進む感覚は非常に良かった。一方で、時より発生する仲間同士の会話も軽妙で趣があり、最早普遍的なJRPGの構成へのアンチテーゼにすら感じた。レベルも上がりやすく、各エリアの適正レベルも表示されるので、初心者から上級者まで楽しめる良作だと思う。唯一の欠点として、実績関係が後付けなためか、全ての宝箱を開ける、全てアイテムを集める、全ての敵の弱点を調べる等、何かにつけて全てを要求してくるわりに、ゲーム内では詳しい進捗を一切調べられず、取り返しのつかない要素が多数あるのは、流石の筆者もキレかかってしまったので、次回に生かして欲しい思った(それを考えないのであれば非常に面白いことに相違ない)。

 

OUTRIDERS

地球に代わる安全な惑星に降り立つも、やっぱり安全じゃなかったパターンRPGシューター。特別な能力に目覚めたあなたは4種類のクラス中から好きなものを選んで好戦的な原生生物や謎の原人と戦う(あっちからしたらこっちが侵略者なので当たり前ではある)。最大3人までオンラインで共闘できる。ランダムドロップの装備を拾って徐々に強くなるのだが、本作の肝はキャラクターのスキルの振り分けによるビルドと、それに合わせた装備を整えることなので、身もふたもないことを言うとボーダーランズ3に近い。本作独特の仕様として、スキルでダメージを与える事で体力回復が可能なので、ガンガン突き進んで敵をテンポ良く倒していく感じは、良い意味で大味でストレスが少ない。ちなみにストーリーも個人的には中々の高評価で、冗長的な話し合いもなく暴力で次々解決していくので見やすかった。発売前は、アップデートせずに出たもので終わりですというスタンスだったが、想像以上に売れ行きや評価が良かったこともあり、何かしらの拡張要素とシリーズ化も示唆されているので、今やるの?そうでしょ。