MELL様の新曲『Wanderful days』が発売されていた

2013年3月発売のアルバム『Entrust 〜the name of MELL〜』以来、活動休止状態だったMELL様の新曲『Wanderful days』が4月3日に発売されていたらしい。

 

https://twitter.com/atsuhiko1966/status/981023244890222592

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事実だとすれば、実に5年ぶりの新曲ということになる。

 

「だとすれば」というのは、リンク先を見ての通り、歌手名は記載されていないからである。しかし、この曲は、過去にI'veに所属していたこともある、中坪淳彦さんのソロプロジェクトFish toneのだということはわかる。

 

かつてMELL様もFish toneの3rdアルバム『noyau』にボーカルとして参加していたこともあるし、『祈りの時代』の作曲も中坪さんである。

 

類推はともかくとして、ホントにMELL様なのか、実際に聴いてみて自分で判断する他ないのだが、聴いた瞬間めちゃめちゃ泣いた自分の感性を信じたいと思う。

 

冷静を装っているが、非常に動揺している。というのも、不定期の日課としてやっている、『砂漠の雪』→『Fly to the top』→『美しく生きたい』の連続再生をしてから寝ようとしたところ、何かに導かれるかのようにTwitterで「MELL様」で検索して発見したからである。

 

本当にたまたまTwitterで検索してたまたま見つけたのでにわかに信じがたかったが、デモを聴いた後、購入に至るまでの時間はそうかからなかった。また、中坪さんのツイートによる発表が4月2日だったので、比較的早いタイミングで知ることができたのも幸運だった。 

 

 

そう言えば、2ndライブの後もMELL様は療養されていたことがあって、その後震災もありとても不安だったのだが、突如『START OF THE STRONGEST ~我今、最下層にて~』が発表されて、とても驚いたと共に、久々に力強く激しい歌声を聴いて、今までの不安が嘘だったかのように安心し喜んだことを思い出した。今回のことは、それにとても似ているなと思った。

 

 

Entrustの時、卒業とか引退とか休止とか、正直もう良くわからなくて、とりあえずアルバムを聴き込んで、そこにあるメッセージを受け取ろうと思い、できるだけ深く考えないようにしていたので、青天の霹靂だった。生きていて、こんなに嬉しかった日があっただろうか、いやない。

 

何もかもMELL様のまま、という表現が正しいかもわからないが、とにかく、あてもなくずっと彷徨って探していたものが見つかった感じがした。自分では見つからないし見つけられないから諦めたつもりではいたが、ずっと心の一番奥でこの日を待っていたのだと思う。

 

あまりメディアに出る方ではないし、ライブも一度しか行ったことがない。よくよく考えてみると、実は人となりを知らないのだが、その代わり残された沢山の楽曲から色々なメッセージを受け取ってきたつもりなので、今回も『Wanderful days』そのものが今のMELL様からのメッセージなのだと感じたのである。

 

この5年は、最も大切な支柱を失い、色々な騒動に巻き込まれて、失意のまま過ごしてきた最も暗く辛い5年だった。しかし、それがある日突然『Wanderful days』に変わっていった瞬間だった。

 

いくら感謝してもし足り無い。中坪さん、MELL様、本当にありがとう。生きてて良かった。とても素晴らしい最高の一曲をありがとう。